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FCEのReading and Use of English基本情報

更新日:2018年5月3日

「Reading and Use of Englsih の試験は一体何を解答するの?」「配点は?」「配分時間は?」といった試験情報をまとめました。


目次

1.試験の概要

2.Part 1の内容

3.Part 2の内容

4.Part 3の内容

5.Part 4の内容

6.Part 5の内容

7.Part 6の内容

8.Part 7の内容

9.まとめ

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1.試験の概要


【試験科目名】Reading and Use of English

       ※ ReadingとUse of Englishは、同じ時間内に試験が実施されます。

       ※ Use of Englishでは、文法や語彙の運用能力が問われます。


【試験全体に占める配点割合】40%


【配分時間】1時間15分


【問題数】大問7題(全部で52問)

     その内、

      Part 1~4 Use of English 

      Part 5~7 Reading


【読む文章の種類】新聞、雑誌、専門誌、書籍(ノンフィクション、フィクション)、広告素材、インフォーマルな文章など


【読む文字数】約2,000字


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2.Part 1の内容


【問題数】全8問

【配点】一問につき1点

【問題形式】短めの文章の中に空欄があり、空欄に入る適切な単語を4つの選択肢から正解を選ぶ。

【問われる能力】イディオム(idioms)、コロケーション(collocations)、shades of meaning()、句動詞( phrasal verbs)、定型句(fixed phrases)等の語彙


※コロケーション(collocations) … 通常一緒に使われる単語と単語のつながりのこと。ex. make the bed, take a risk, feel free etc...


※shades of meaning ... 適切な日本語訳が分かりませんが、言葉のニュアンスや意味合いを指していると思われます。例えば、言葉を発する際でも"say"と"scream”ではニュアンスが違ってきますよね。


※定型句(fixed phrases) ... 「この時はこう言う」という固定した表現のこと。ex. a used car, hotel room etc... 語順や単語を変えるとネイティブには違和感があり、fixed phrasesを使う時は言葉を変えることはできない。また、定型句(fixed phrases)の中にイディオムも含まれるが、イディオムは元々の意味とは異なった特殊な意味を持つのに対し、イディオム以外の定型句は元々の単語の意味により近いものとなる。


※この記事での「問われる能力」について、ケンブリッジ英検の公式サイトの情報を基に、筆者なりに何が求められているのかを分析したものとなっています。


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3.Part 2の内容

【問題数】全8問

【配点】一問につき1点

【問題形式】短めの文章の中に空欄があり、空欄に入る適切な単語を解答。例えば「 Nice ( ) meet you」という文章の空欄に入る適切な語句は「TO」だから、「TO」と解答する。

【問われる能力】文法と語彙(接続詞、関係代名詞、前置詞などの知識


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4.Part 3の内容


【問題数】全8問

【配点】一問につき1点

【問題形式】短めの文章の中に空欄があり、更に空欄に入る単語のヒントとなる語が与えられているから、ヒントとなる語を適切な単語に変えて解答する。例えば、ヒントとなる語が動詞だったら、空欄に入るのはヒントとなる単語の名詞形となる。

ex. 文「Her ( ) is not enough to tackle the problem.」ヒントとなる語:able

  答え:ability

【問われる能力】文法と語彙(空欄に入るのが動詞・形容詞・副詞。名詞のどれなのかを判断する文法力と単語の動詞形、形容詞形、副詞形、名詞形の知識


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5.Part 4の内容


【問題数】全6問

【配点】正答1個につき最大2点

【問題形式】ある一文とキーワード、最初の文と同じ意味を持つ一文が与えられる。同じ意味を持つ一文には、空欄があり、キーワードを用いて空欄に入る適切な語句(2~5単語)を解答する。

【問われる能力】文法と語彙(与えられた文章を使いこなす文法力と単語を適切に言い換えることができる語彙力


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6.Part 5の内容


【問題数】全6問

【配点】一問につき2点

【問題形式】長文を読んで、質問に対し4つの選択肢から一つを解答。

【問われる能力】文章の主張、態度、暗示すること等を理解する力


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7.Part 6の内容


【問題数】全6問

【配点】一問につき2点

【問題形式】空欄がある長文が与えられ、それぞれの空欄に当てはまる適切な文を選択肢から選ぶ。

【問われる能力】文章の構成や進展を理解する力


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8.Part 7の内容


【問題数】全10問

【配点】一問につき1点

【問題形式】長文の段落の内、どの段落が一番質問文にふさわしいかを選ぶ。

【問われる能力】特定の情報、詳細、意見、態度を正しく読み取る力


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9.まとめ

試験時間1時間15分で、Part 1~7の大量の問題を解かなくてはならず、効率的に英語を処理していくことが求められます。また、問題の形式もそれぞれ異なるため、多角的に問題を解く力が必要です。(つまり、文法や単語だけ知っていても駄目で、前後の文法・単語のつながりや文章の文脈から、何がふさわしいのかを適切に導き出すことが要求されます。)


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