ケンブリッジ英検FCEの試験を実際に受験した際、スピーキング試験はどのように行われたのか、一体何が質問されたのか、当時の様子を振り返っています。
実際の受験結果について、スピーキングはぎりぎりですが合格点がもらえました。これでも合格点がもらえるということで参考にしていただければと思います。
スピーキング試験の基本情報については、こちらをご覧ください。
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目次
1.Speaking試験の簡単なまとめ
2.パートナーについて
3.試験の雰囲気について
4.Part1
5.Part2
6.Part3・Part4
7.全体の感想

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1.Speaking試験の簡単なまとめ
・Speaking試験では、受験生2人or3人と試験官2人で実施。受験生2人の場合、約14分間でPart1~4までの試験が行われる。
・ 実際のSpeaking試験本番の詳しいタイムスケジュールはこちらに書いています(「2. 試験1日目」の部分です。)。
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2.パートナーについて
初対面のルクセンブルグ人40代男性がSpeakingのパートナーでした。フランス語訛りの英語で、いい人なんだけどなかなかアグレッシブ。試験直前の待機時間5分間はお互い軽い自己紹介をしました。アクセントがどの程度か分かって良かったです。ちなみに、この時私が、「これからはどうする予定なんですか?」と質問したら、全く同じ質問が試験本番中にルクセンブルグ人にされており、我ながらいい質問をしたなあと思いました。
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3.試験の雰囲気について
試験官は50代くらいの女性2人で、始終穏やかでした。ルクセンブルグ人が冗談を言ったり、ディスカッション部分で受験生同士が笑うと、試験官も控えめながら声を出して笑っていました。こんな感じで、試験は全体的にリラックスした雰囲気でした。(私は緊張しまくりでしたが。)

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4.Part1
Part1では、「週末は何をしましたか?」と「1日で一番好きな時間帯はいつですか?」という質問をされました。最初で緊張してしまい、論理的に喋れず、ぐだぐだした受け答えになってしまいました。
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5.Part2
Part2では、「会議で握手する男性二人」と「ベッドで母親が新生児を抱え、お兄ちゃんが興奮している」の写真を比較しました。ここは、比較もできてまあまあ喋れたと思います。比較を踏まえた上での質問は記憶が曖昧ですが、「どちらの場面がより記憶に残ると思いますか?」というものでした。これも論理立って喋れました。自分の部分が先に終わってすっかり気が抜けてしまい、ルクセンブルグ人の写真に対する質問部分は正直いい出来ではなかったです。
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6.Part3・Part4
SpeakingのディスカッションのPart3・Part4では、パートナーがアグレッシブにイニシアティブを取ってくれるのはいいのですが、ルクセンブルグ人が長々と話すため、私が途中で割り込んで話す機会を作るのが大変でした。パートナー:私=7割:3割で、私の話した時間は少なめになってしまい、そこが試験の評価を落としたのかなと思います。また、相手はフランス語訛り、こちらは日本語訛りで、お互い理解しあえず話が噛み合っていない部分もあったのもマイナスポイントだったと思います。
Part3では、ドラマのジャンルが書かれた紙が渡され、ミステリーや歴史物、ラブストーリーなどのなかでどれが一番重要だと思うかというお題でディスカッションし、結論を出しました。Part4はPart3を受けて、「テレビドラマと映画はどちらがより良いと思いますか?」、「ドラマや映画を見ることはどう思いますか?」「ドラマを見るのは好きですか?」という質問に答えました。
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7.全体の感想
最初は緊張でがちがちしてしまい、思った通りに話すことができませんでした。また、最後のほうになるにつれ、自分の集中力が途切れていくのを自覚しました。しかし、試験が進むにつれて、いい意味で開き直ることができ、間違いを恐れず喋り続けることができました。緊張を少なくするためにも、Part1は自信を持って答えられるようにするとその後がスムーズに行くのではないかと思いました。
試験直後の手ごたえは、「合格ボーダーは越えたけど、ぎりぎりだろうな」という感触でした。結果もまさにその通りでSpeakingはScore 161点でした。
私は元々緊張に弱いタイプで、もっとSpeakingの練習をしておけば試験本番で今回ほど焦ることはなかったかなと反省しています。また、特に独学の場合は他の受験生とパートナーを組んでSpeakingの練習をすることが難しいため、苦労する所かもしれません。独学する時の対策としては、少し抽象的ですが、「こういうパターンの時はこう言う」というシナリオや台詞を用意し、なおかつ事前に暗記した風に聞こえないように自然に発言できるようになるといいのではないかと思いました。
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