FCE試験のリスニングでは、イギリスの様々な方言が出てきます。各地の訛りの特徴を知って、しっかり聞き取れるよう、リスニング対策をしましょう。
この記事では、Cockney(コックニー)について取り上げます。
ケンブリッジ英検FCEのリスニング試験概要については、こちらの記事でご紹介しています。FCEのListening基本情報
目次
1.Cockney(コックニー)とは
2.Cockney(コックニー)の大まかな特徴
3.Cockney(コックニー)が聞けるYouTubeビデオ
4.まとめ
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1.Cockney(コックニー)とは
Cockney(コックニー)とは、ロンドン東部またはロンドンの労働者階級で話される方言のことです。最近では、コックニーがカッコいいという理由で東ロンドンに住んでいない若者でもコックニーを真似ているそうで、 mockney(モックニー)と呼ばれています。(mock(真似る)+cockney(コックニー)→mockney(モックニー))
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2.Cockney(コックニー)の大まかな特徴
【発音】
・thの発音ーthと発音されず、f やvの音になる(ex. ”three”の発音が”free”)
・hの発音ー単語中の[h]を発音しない(ex. ”his”のhが発音されない)
・母音の発音ーより強い発音になり、eiがaiになる等変化する(ex. ”day”の発音が”dai”。オーストラリア英語みたいですね。)
【文法】
・myがmeになる
・am not, are not, is not, have not, has notの短縮形としてain'tを使用
【スラング】 Adam and Eve =believe(信じる)などなど沢山あります
Cockney(コックニー)訛りについて詳しく知りたい方はWikipediaをご参照ください。
日本語:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%BC
英語:https://en.wikipedia.org/wiki/Cockney
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3.Cockney(コックニー)が聞けるYouTubeビデオ
では、実際にCockney(コックニー)訛りを聞いて、雰囲気を掴んでみましょう。
ご紹介するビデオは、Micky Flanaganという東ロンドン出身のコメディアンが東ロンドンの男性が女性を惹きつけるためにどう歩いているのかなど面白おかしく再現しています。全体で1:17 と短いですが、コメディアンの動きがコミカルで内容が分かりやすいものです。ビデオの字幕がなく、分かりにくくてすみません。
(YouTubeビデオ)
Micky Flanagan's Cockney Walk - Ruth Jones' Christmas Cracker - BBC Two
このビデオの中でCockney(コックニー)訛りの特徴が出ていたと思った箇所は、
0:14あたり ”he”のhが欠落
0:20あたり "his"のhが欠落
0:56あたり ”third”のthがfの発音
です。(間違いや気づいた点などありましたら、ご連絡いただけるとありがたいです。)
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4.まとめ
Cockney(コックニー)訛りはいかがでしたか?日本語でも同じですが、聞き慣れていないと訛りを理解するのは難しいですよね。まして英語試験で訛りのある話を聞いて内容を理解するとなると、なおさら難易度が上がると思います。試験本番で訛りのある英語を聞いても戸惑うことがないようにしておきたい所です。
訛りに慣れる・雰囲気を掴むには、ドラマや映画が一番いいのではないかと思います。今後、Cockney(コックニー)訛りが聞けるおすすめの海外ドラマや映画、Cockneyに関する話題を紹介していきたいと思います。
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・【後編:政治家のMockney】Cockney(コックニー)訛りが抜けていく場合、Mockney(モックニー)する場合【リスニング】【英語方言】 ←政治家のMockney演説を分析
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