FCE試験のリスニングでは、イギリスの様々な方言が出てきます。各地の訛りの特徴を知って、しっかり聞き取れるよう、リスニング対策をしましょう。この記事では、Manchester(マンチェスター)訛りについて取り上げます。
ケンブリッジ英検FCEのリスニング試験概要については、こちらの記事でご紹介しています。FCEのListening基本情報
目次
1.Manchester(マンチェスター)訛りとは
2.Manchester(マンチェスター)訛りの大まかな特徴
3.Manchester(マンチェスター)訛りが聞けるYouTubeビデオ
4.まとめ
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1.Manchester(マンチェスター)訛りとは
Manchester(マンチェスター)訛りとは、北西イングランドの都市Manchester(マンチェスター)で話される方言のことです。マンチェスターはイギリスでも有数の工業都市であり、産業革命において中心的な役割を担っていました。
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2.Manchester(マンチェスター)訛りの大まかな特徴
【発音】
・母音 /∧/の変化 /∧/(Up、But、Shutなどのの音)が/o/のように聞こえる
・母音 /aː/ の変化 /aː/(Bath、Lastのように長く伸ばす音)が短く強く聞こえる(ex. Bathが「バッス」と聞こえる)
・thの発音がthと発音されず、f やvの音になる(ex. ”Think”のth発音がfのように聞こえる)
・単語の中にあるtが発音されない (ex. Water のtが発音されない)
・hから始まる単語の場合、hの音を省略 (ex. Home、Happyなどのh音が発音されない)
【スラング】Snide=Tight(堅い)などなど沢山あります ーーーーー
3.Manchester(マンチェスター)訛りが聞けるYouTubeビデオ
では、実際にManchester(マンチェスター)訛りを聞いて、雰囲気を掴んでみましょう。 ご紹介するビデオは、 Liam Gallagherというマンチェスター出身のロックミュージシャンが幼児の質問に答えるという、滑稽さ満載のビデオです。Liam Gallagher(リアム・ギャラガー)はロックバンドOasis(オアシス)のボーカルで、曲をお聞きになった方・好きな方は多いかと思います。
全体で4分近くありますが、ビデオ字幕もついていて、確認しやすいです。
このビデオの中でManchester(マンチェスター)訛りの特徴が出ていたと思った箇所は、 0:50あたり ”brother”のthがvの発音
0:58あたり "He's"のhの音が欠落
4:10あたり ”city”のtが聞こえない
(間違いや気づいた点などありましたら、ご連絡いただけるとありがたいです。)
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4.まとめ
Manchester(マンチェスター)訛りはいかがでしたか?日本語でも同じですが、聞き慣れていないと訛りを理解するのは難しいですよね。まして英語試験で訛りのある話を聞いて内容を理解するとなると、なおさら難易度が上がると思います。試験本番で訛りのある英語を聞いても戸惑うことがないようにしておきたい所です。
訛りに慣れる・雰囲気を掴むには、ドラマや映画が一番いいのではないかと思います。今後、Manchester(マンチェスター)訛りが聞けるおすすめの海外ドラマや映画の記事を紹介していきたいと思います。