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【教材レビュー】English Grammar in Use(英文法参考書)

更新日:2019年5月6日

 この「英語勉強教材レビュー」では、私が使ったことのある英語の参考書、英語勉強サイトなどの感想・レビューを記載しています。どうやって教材を使用したのか、具体的な勉強方法も併せてご紹介しています。 


 今回の記事では、英語で英文法を解説し、練習問題もついている”English Grammar in Use with answer for Intermediate Learners of English”について書いています。本の表紙に世界でベストセラーの文法書と書かれており、世界中で愛用されているようです。 海外の語学学校で学ぶ場合、英文法の解説もすべて英語で行われます。そのため、日本語で英文法は分かるのに英語で言われると分からないという事態もあるかと思います。海外の語学学校で英語を学ぶ場合、特にお勧めしたい文法書です。



ーーーーー 目次


1.”English Grammar in Use”の概要

2.【レビュー】”English Grammar in Use with answer for Intermediate Learners of English”の内容(写真付き)

3.【具体的な使用方法&感想】”English Grammar in Use”の使い方と感想

4.まとめ

ーーーーー 1.”English Grammar in Use”の概要


 ”English Grammar in Use”は、 ケンブリッジ大学出版が発刊している英文法書で、初級~上級までレベル別に分かれています。1985年に出版されて以降、30年以上にわたり版を重ねながら出版されたベストセラー文法書です。(現在は第4版まで出ています。)

 自主学習する時に参考となるように作られていて、文法の解説と練習問題がセットになっています。初級から上級まで英語レベルに併せて本が分かれています。私は中級者向けの本を購入しました。

 また、紙媒体だけでなく、ネット版やアプリ版も公開されていて、本を所有したくない、外出先でも文法を確認したいといった場合にも対応しできます。

【名前】English Grammar in Use

【料金】¥3,283 (アマゾンジャパン

【内容】英文法の解説と練習問題付き

【使用言語】英語

【英語レベル】初級~上級までレベルごとに分かれている。

【リンク】  

ケンブリッジ大学出版のHP  電子版 iTunes Google Play


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2.【レビュー】”English Grammar in Use with answer for Intermediate Learners of English”の内容(写真付き)


 ここからは写真を交えて参考書の紹介をしていきます。


◆◆ 表紙 ◆◆

A4サイズで、厚さは1.5センチくらい。(写真を撮る時に私が写り込んでしまい、一部黒く加工しています。見えにくくてすみません。)




◆◆ 目次 ◆◆



◆◆ Unit 1 ◆◆

Unitは1~145まであり、各Unitごとに見開き2ページで構成されており、左のページが文法の解説、右のページが練習問題となっています。文法の項目ごとに以下のとおりに分かれています。

Present and Past Unit 1-6

Present perfect and past Unit 7-18

Future Unit 19-25

Modals Unit 26-41

Passive Unit42-46

Reported speech Unit 47-48

Questions and auxiliary verbs Unit 49-52

-ing and to... Unit 53-68

Articles and nouns Unit 69-81

Pronouns and determiners Unit 82-91

Relative clauses Unit 92-97

Adjectives and adverbs Unit 98-112

Conjunctions and prepositions Unit 113-120

Prepositions Unit 121-136

Phrasal verbs Unit 137-145





◆◆ Appendix ◆◆

付録で、Regular and irregular verbs等のまとめが掲載されています。どのUnitを参照すればよいのかも記載されています。


◆◆ Additional exercises ◆◆

追加の練習問題です。


◆◆ Study Guide ◆◆

各Unitの内容を理解しているかの確認問題です。Unit毎に1問ずつの構成になっています。どのUnitから勉強していいのか分からない時、ここの問題を解いて理解度を確認するといいと思います。



◆◆ Key to Exercises ◆◆

各Unitの練習問題の解答です(解答のみで解説なし)。


◆◆ Key to Additional Exercises ◆◆

Additional Exercisesの解答です(解答のみで解説なし)。


◆◆ Key to Study GuideとIndex ◆◆

左ページがStudy Guideの解答です(解答のみで解説なし)。そして右ページからがIndexで文法項目をアルファベット順にどこのUnitで取り上げられているのか検索することができる索引となっています。




【メリット】

・Intermediateのレベルの文法はほぼ網羅してある。

・解説が分かりやすい。

・巻末の索引で気になる文法項目を調べることができる。

・練習問題が付いているので知識の定着に便利。

【デメリット】

・一冊の量が多い。

・Intermediate(中級)と言ってもpre-intermediateからupper-intermediateまであるので、少々易しいor難しい文法項目が入り混じっているかも。

【英語の難易度】★★(易しい) 

 英語の難易度を評価するのは無謀だと承知していますが、英語勉強の教材の目安としてあえてすると、「★★(易しい)」です。  その理由は、レベル別にきちんと分けられていてUnitで文法項目が細かく分かれており解説が分かりやすいからですそのため、非常に取り組みやすいのではないかと思います。ある程度日本語で英文法の知識があるけれど、英語で英文法の用語が分からない、概念が曖昧といった時に、Uniteが145個設けられているので、用途に合わせて細かく使える参考書です。

【おすすめ度】★★★★★(非常におすすめ) 

 上記のメリット・デメリット、難易度を踏まえたおすすめ度です。英語で解説された英文法書を一冊持つとしたら、まずはこれをおすすめします。私がこの参考書を買うきっかけとなったのも、イギリスの語学学校の先生にこれをおすすめされたからです。


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3.【具体的な使用方法&感想】”English Grammar in Use”の使い方と感想

 ここからは、どのように「English Grammar in Use」を使っているのか、具体的にご紹介していきます。  私はもっぱら英文法の辞書として使っています。高校レベルの英文法は大体身についているので、文章などで分からない・自信がない所だけを目次や巻末の索引で調べて、Unitの解説を読んで確認しています。したがって練習問題はほとんど手を付けていませんが、それでも十分元は取れていると思うぐらい勉強になっています。(本当は練習問題もした方がいいのでしょうが…。)


 レベル的にはまさにIntermediate(中級)です。ここの文法項目が完璧ならケンブリッジ英検FCEの合格レベルは越えていると思います。ただし、FCE合格レベル以上の英文法を求めるとなると、これでは若干物足りないのではないかとも思っています。


 なお、私は英語で書かれた文法書は英語の勉強に必要だと思っています。これは英英辞典を英語学習で勧められるのと同じ理由で、日本語の解説だと微妙に感覚がずれているor分かりにくいと思うことが多かったからです。この本だとそこの差異がなく、無駄なく勉強できるのではないかと考えています。

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4.まとめ

 英語を学ぶ人に、ぜひ”English Grammar in Use”をおすすめしたいです。英語資格試験を目指している人も、英語を喋れるようになりたいという人にも、オールマイティーにおすすめできる英文法参考書です。

 特に海外の語学学校に行かれる方は、試験対策コースであれ一般英語コースであれ、文法の解説は全て英語で行われることから、英語で英文法を知っておくことは必ず語学学校の授業に役立ちます。語学学校に行く前に、英語で英文法の知識を得ておくと、語学学校の効果が何倍にも大きくなると思いますので、ぜひ”English Grammar in Use”をお試ししてみてください。 ・・・・・・・・・・

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